―「なぜこの人と結婚したのか」から、その先の人生まで考える離婚カウンセリング―
「もう離婚したほうがいいのかもしれない」
そう思う一方で、
「本当に離婚していいのだろうか」
という気持ちもある。
相手への怒りがある。
でも、楽しかった頃のことも覚えている。
子どものことも心配。
経済的な不安もある。
一人になる怖さもある。
そして何より、
「私は、本当はどうしたいんだろう?」
それが分からなくなってしまう。
離婚を考えるとき、人の心はそんなに単純ではありません。
だから私は、離婚カウンセリングを単に、
「離婚するか、しないかを決めるための相談」
だとは考えていません。
私が一緒に考えたいのは、そのもっと手前から、そのもっと先までです。
「どうして私は、この人と結婚したんだろう」
夫婦関係で長い間苦しんでいると、
「なんでこんな人と結婚してしまったんだろう」
と思うことがあります。
そして、
「私には人を見る目がなかった」
「私がバカだった」
と、自分を責めてしまうこともあります。
でも私は、そこで終わらせたくありません。
なぜなら、
その人を選んだ自分にも、そのときの自分なりの理由があったはずだからです。
たとえば、
どんな家庭で育ったのか。
子どもの頃、両親との関係はどうだったのか。
自分の気持ちを安心して言える家庭だったのか。
我慢することが多かったのか。
人から嫌われることを怖いと感じやすかったのか。
誰かに必要とされることで、自分の価値を感じていたのか。
恋愛の中で、いつも自分より相手を優先してこなかったか。
もちろん、これらが結婚相手を決める原因だと単純に断定することはできません。
でも、自分のこれまでの人生や人間関係を丁寧に振り返っていくことで、
「なぜ私は、この関係の中に長くいたのだろう」
ということが少しずつ見えてくる場合があります。
これは過去の自分を責めるためではありません。
これからの人生で、同じ苦しさを繰り返さないためです。
私の離婚カウンセリングは「離婚ありき」ではありません
私は、
「そんな相手なら離婚したほうがいいですよ」
と簡単に結論を出すことはしません。
反対に、
「子どものためにも我慢したほうがいい」
と結婚生活を続けることを勧めるものでもありません。
大切なのは、
あなた自身が納得できる答えを見つけること。
そのために、現在起きていることと、自分の感情を一つずつ整理していきます。
本当に離婚したいのか。
まだ相手に分かってほしいことがあるのか。
夫婦関係を修復できる余地があるのか。
少し距離を置く方法はないのか。
それとも、この関係を終わらせることが自分にとって必要なのか。
相談していく中で、離婚以外の道が見えてくることもあるでしょう。
逆に、
「私はもう、この結婚を終えて前へ進みたい」
という気持ちがはっきりすることもあるでしょう。
どちらが正解なのかを私が決めるのではありません。
一緒に整理しながら、
「私はどう生きたいのか」
というあなた自身の答えを探していきます。
こんな方のためのカウンセリングです
たとえば、こんな状態になっていませんか。
- [ ] 離婚したい気持ちはあるけれど、決断できない
- [ ] 離婚すべきなのか、関係修復を目指すべきなのか分からない
- [ ] 相手への怒りや悲しみで頭の中がいっぱいになっている
- [ ] 話し合うたびに感情的になってしまう
- [ ] 相手の言葉に振り回されてしまう
- [ ] 「自分が悪いのではないか」と何度も考えてしまう
- [ ] 子どものことを考えると決断できない
- [ ] 離婚後の生活が怖い
- [ ] 「どうしてこんな人を選んでしまったのだろう」と自分を責めている
- [ ] 次の人生では同じような人間関係を繰り返したくない
- [ ] 離婚そのものだけでなく、これからの人生について相談したい
一つでも思い当たることがあれば、まだ結論が出ていなくても相談していただけます。
カウンセリングで一緒に整理していくこと
私のカウンセリングでは、大きく3つの時間軸から考えていきます。
1.過去――「なぜこの結婚に至ったのか」
これまでの人生、人間関係、家族との関係、恋愛、価値観などを必要に応じて振り返ります。
そこで、
「私はどんな関係を安心だと感じるのか」
「どんなときに我慢してしまうのか」
「なぜ嫌だと言えなくなるのか」
「なぜ相手を優先しすぎてしまうのか」
など、自分自身の人間関係の特徴を理解していきます。
2.現在――「今、どうするのが自分にとっていいのか」
現在の夫婦関係と、自分の気持ちを整理します。
離婚なのか。
関係修復なのか。
距離を置くのか。
まだ判断しないのか。
感情に押されて結論を急ぐのではなく、今の自分にとって何が必要なのかを一緒に考えます。
離婚する方向が決まった場合には、相手とのやり取りで必要以上に心理的に消耗しないよう、気持ちや考えを整理していきます。
法律、財産分与、親権など専門的な判断が必要な問題については、カウンセリングの範囲で判断するのではなく、必要に応じて弁護士など適切な専門家への相談が必要になります。
3.未来――「この経験のあと、どう生きていきたいのか」
私は、ここをとても大切にしています。
離婚が成立することだけをゴールにはしたくないからです。
離婚は人生の一つの出来事です。
その先には、あなた自身の人生が続いています。
これまでの関係の中で何を我慢してきたのか。
本当はどんな関係を望んでいたのか。
これから誰かと関係を築くとしたら、何を大切にしたいのか。
一人の人間として、どんな人生を生きたいのか。
そこまで一緒に考えていきます。
目指しているのは「離婚」ではありません
私がカウンセリングを通して目指しているのは、
「離婚できた状態」ではありません。
離婚するにしても、しないにしても、
「あのとき、私は自分で考えてこの道を選んだ」
と、自分自身で納得できること。
そしていつか、
「あの経験があったからこそ、今の人生を大切にできている」
と思えるところまで進んでいくことです。
過去を紐解き、
現在を整理し、
未来をつくる。
離婚という人生の大きな分岐点を、
単に「結婚を終わらせる出来事」だけで終わらせない。
これからの自分の人生を、もう一度自分で選び直すための機会にしていく。
それが、私の考える離婚カウンセリングです。
まだ「離婚する」と決めていなくても大丈夫です
「離婚したいのか、自分でも分からない」
それでも構いません。
むしろ、分からないから相談するのだと思います。
離婚する理由を探すためでも、
離婚しない理由を探すためでもありません。
まず、
「私は今、何に苦しんでいるんだろう」
そこから一緒に整理してみませんか。
そして、
「これから私は、どう生きていきたいのだろう」
というところまで、一緒に考えていきましょう。
離婚するかどうかは、その先に見えてくる答えの一つです。
あなたの人生の主役は、相手でも、離婚でもありません。
あなた自身です。